ロープ式エレベータの速度制御系のモデリング

藤井研究室  伊藤 哲明


エレベータは,構造上,ロープ式と油圧式に大別される.まず,今回取り扱うロープ式エレベータの特徴を述べる.長所は,ロープを伸ばすことで長行程まで可能であるということ,更にカウンターウエイト(以下CW)を取り付けることによりモータへの負担が少ないことがあげられる.しかし,高層ビルに対応するエレベータは行程が長いためロープも長くなり,その重量や剛性がエレベータの性能に大きく影響してくる.具体的にはロープの伸縮による振動が発生し,それを抑制するための制御が必要となる.そのため,ここでは,ロープの扱いに重点をおいて解析のためのモデリングを行う.そして,振動を発生させる要因を見つけ,設計のためのモデリングに役立てる.

以下,PSファイルを参照して下さい.



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